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2022.12.07

電気工事の見積内容で確認するポイントとは?

電気工事の見積内容で確認するポイントとは?

照明の設置やコンセントの増設など、さまざまな理由で電気工事が必要になります。電気工事を依頼する場合は見積を用意することになりますが、電気工事の見積は複雑なポイントもあり、注意が必要です。

ここでは電気工事の見積内容で確認するポイントや、見積の前に用意しておいた方が良いものを紹介します。

依頼から電気工事開始までの流れ

電気工事を検討している場合、依頼から工事開始までの大まかな流れを把握しておくとよいでしょう。まずは、電気工事で依頼する内容を整理し、依頼する業者を選定していきます。どこの業者が良いのかわからない場合は、数社に相見積をとって比較することも重要です。

依頼する業者が決定したら、スケジュールの調整に入ります。しっかりと話し合ってスケジュールを組むことが、トラブル回避のために大切になります。その後、問題がなければ電気工事がスタートします。

電気工事の見積の計算方法は?

電気工事に必要な費用を計算する際は、基本的には労務費・経費・材料費の3つの費用を足して計算します。労務費とは電気工事を行う工事士の工数を指し、材料費はそれぞれの材料の単価と、必要な数によって変わります。

労務費については、基本的には歩掛と呼ばれる概念を使用して計算されるのがポイントです。歩掛とは、電気作業員が1つの作業を実施する際に必要な作業工数を数値化したもので、電気工事の歩掛は国土交通省によって毎年定められています。

見積の前に用意しておいた方が良いもの

 

電気工事を依頼する際は、見積の前に用意しておいた方が良いものを把握しておきましょう。ここでは、点検簿・機器台帳・写真・立地条件の4つの事前にチェックするべきポイントを紹介します。

点検簿

見積の前に用意しておきたいもの1つ目は、点検簿です。用意する点検簿は、可能であれば年次点検のものが望ましいです。

機器台帳

見積の前に用意しておきたいもの2つ目は、機器台帳です。機器台帳は、年次点検簿に添付されていることが多いです。

写真

見積の前に用意しておきたいもの3つ目は、写真です。キュービクルや1号柱の外観や立地がわかる写真を用意しましょう。

立地条件

見積の前に用意しておきたいもの4つ目は、立地条件です。作業車両が入れそうかどうかなど、事前に準備しておくことが大切です。

見積内容で確認するポイント

電気工事の見積はさまざまなことが記載されていますが、特に注意して確認するべき項目があります。ここでは、見積内容で確認するべきポイントを3つ紹介します。

追加費用の発生の有無

見積に請求金額は記載されていますが、追加費用が発生する有無を確認しておきましょう。工事内容によっては追加費用発生の可能性があるので、追加費用の有無を把握するために特記事項欄を確認することが大切です。

見積の工事内容で問題解決は可能か?

見積の工事内容で、問題解決できるのかどうかを確認するようにしましょう。基本的には主任技術者の判断になりますが、その設備だけを交換すれば解決するのかということを、事前に確認したほうが良いです。

電気工事での停電について

電気工事で注意するポイントとして、停電があります。いつ停電が必要なのか、低圧部分の工事で部分停電は必要なのか、停電時間はどのくらい必要なのかなど、事前に把握しておくべきことが多いです。停電時間はあくまで予定であり、延びる可能性があることも考えておきましょう。

停電時間の他にも、仮設電源は見積に含まれるか、含まれる場合はどの負荷を生かすのかということも大切なポイントです。停電について不明な部分は、事前に工事業者に聞いておくことが大切です。

相見積で注意するべきポイント

電気工事を依頼する際、数社に相見積をとることは有効な手段ですが、それぞれの業者が本当に同じ内容なのか確認することが重要です。相見積で数社を比較する際、金額だけ比較して業者を選ぶと「希望通りの工事をしてもらえなかった」という結末になってしまう可能性も考えられます。相見積で比較する際は、同じ工事内容での金額なのかをチェックしましょう。金額以外の部分も細かくチェックすることは、安心できる業者選びのためにも必要です。

電気工事は計画的に!

急な電気事故によって停電した場合、仮設工事と本来の工事と費用が2回必要になることもあり、通常より割高になることが多いといえます。また、停電の準備をしていないとデータや機器の破損の可能性があり、復旧までに長い時間を要することが考えられます。電気関係のトラブルを避けるために、計画的な電気工事を実施していきましょう。

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